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投稿日:2020年6月1日 | 最終更新日:2023年2月13日

LIXILの住宅用床「ラシッサ」徹底解剖!SとDの違いは?

皆様こんにちは☺️


本日はLIXILの木質床材「ラシッサフロア」について記事を書いていきます。
この記事を書こうと思ったきっかけは、きっと今この記事をご覧になっている皆様と同じ疑問を、ラシッサに対して抱いたから。



その疑問というのがこちら。






さて、この疑問を解消するべく、私はまずラシッサフロアシリーズについて詳しく調べてみた。
既に調べた方はお分かりいただけると思うのだが、このラシッサフロアシリーズ、やたらめったらシリーズが細かい。

でも、このシリーズ部分を把握しておくことで、SとDの違いはもちろん、それぞれのシリーズに関しても強くなれる。(なりたいかは別として)


ということで、少しお付き合いください。


ラシッサフロアシリーズは、細かく分けると全9種

  • ラシッサ Sフロア
  • ラシッサ Dフロア
  • ラシッサ Sフロアアース
  • ラシッサ Dフロアアース
  • ラシッサ Sフロア耐水・ペット
  • ラシッサ Dフロア耐水・ペット
  • ラシッサ Sフロア直張り防音床
  • ラシッサ Dフロア直張り防音床
  • ラシッサSフロアUD

※ラシッサSフロアUDに関しましては、Sフロアのみの取り扱いです。


…ラシッサ、ラシッサ………
S、D、S、D………
フロアフロアフロア……………





…もはや全部同じなのでは?(違います。)
というか、そうであってほしい。
だって、ややこしすぎるよ…。




まぁ、みんな同じラシッサフロアシリーズなので、当然と言えば当然ですが、上記の通り名前が非常に似ています。
一見ややこしいですが、ちょっと意識を集中させて、文字の羅列を見てみましょう。

  • ラシッサ Sフロア
  • ラシッサ Dフロア
  • ラシッサ Sフロアアース
  • ラシッサ Dフロアアース
  • ラシッサ Sフロア耐水・ペット
  • ラシッサ Dフロア耐水・ペット
  • ラシッサ Sフロア直張り防音床
  • ラシッサ Dフロア直張り防音床
  • ラシッサSフロアUD

これが…





  • フロア
  • フロアアース
  • フロア耐水・ペット
  • フロア直張り防音床
  • フロアUD

こう!!!

そう、「ラシッサS・Dフロア」以降の部分が、シリーズの違いです。
なので、大まかに分けると上記の5シリーズになります。


さっきのほぼ半分になっただけで、なんだろうこの安堵感…




…ん?
でもちょっと待って。




SトDハドコイッタ…???







ラシッサフロアシリーズのSとDってなんぞや

はい、こちらは実は意外と簡単で、一言で言うとカラーの違いです。

終わりが始まりとはよく言ったもので、ここからはカラーの違いの詳細についてです。

S…クリエカラーのラインナップ

クリエカラーとは、どんな組み合わせでも合わせやすいカラーのこと。
そして、LIXILでは独自で5色のクリエカラーを揃えているのですが、これ実は今回ご紹介している床材に限らず、「システムキッチン」「洗面化粧台」「収納一体型便器」「トイレ手洗」「浴室ドア」「室内建具」「システム収納」、そして「床材」。これらの商品に共通で用意されているカラーなのです…!!
合わせやすいカラーであり、お家の多くの場所に共通で使用することができるので、統一感を極めたい方や、色で迷ってしまう方にはとってもオススメできますね。




D…トレンドカラーのラインナップ

こちらはネーミングの通り、最新トレンドとデザイン重視の色柄を揃えています。個性的でこだわりある空間づくりがしたい方にオススメです。ラシッサのシリーズごとに、色柄のラインナップは異なっています。





さて、ここまで大丈夫でしょうか。
まとめると、「ラシッサS=クリエカラーラインナップ」と、「ラシッサD=トレンドカラーラインナップ」があって、その中にそれぞれ5種、4種のシリーズがあるといった感じです。


より分かりやすくお伝えするために、こんな図をご用意しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
自分で言うのもなんですが、だいぶ分かりやすいと思います。

さて、SとDの違いについての説明は以上になります。
今度こそ本当にfin…で、この記事から去ってしまう方も多いでしょう。

いいのです。
皆様の疑問が解決されたのなら何よりです。
またいつか会える日まで…アディオス!!!







ラシッサフロア5シリーズの特徴

さて、気を取り直してここからは5種類のシリーズ説明です。
上の図で言うと右の部分になりますよ◎


ラシッサ Sフロア
ラシッサ Dフロア

このシリーズは、「環境配慮型合板」を使用しています。
言葉の通り環境に優しいのですが、その理由を少し説明すると、「早生植林木」を使用しているため。早生植林木とは、5~10年で伐採が可能となる早生樹のことで、これを利用することで地球レベルでの木材資源の持続可能な供給・調達のしくみとなると考えられているのです。
ファルカータやユーカリが代表的な樹種だそうですが、スギの35年生の径と同じ太さになるのに、なんと6~10年程度という成長の早さ…!これは驚きですね。




ラシッサ Sフロアアース
ラシッサ Dフロアアース

このシリーズはネーミングにもありますが、基材に「アースボード」を使用しています。アースボードとは、建築廃材を再利用してつくられたもの。住宅などを解体した際に発生する建築廃材をチップ化し、選別。耐水性の高い接着剤で固めることで、再び使用できる「リサイクル材料」となっているのです。
先ほどと同様に地球に優しい床材なのです♪
ちなみにこのアースボードは、合板と比べると水分の影響を受けやすい材料なので、水濡れ頻度の高いところでの使用は控えてください。




ラシッサ Sフロア耐水・ペット
ラシッサ Dフロア耐水・ペット

このシリーズは、最初にご紹介したシリーズと同様に、「環境配慮型合板」を使用しています。他のシリーズと大きく違うのが、「耐水性」と「抗菌(SIAA)」。
水まわりでも使用していただけるシリーズとなっています。




ラシッサ Sフロア直張り防音床
ラシッサ Dフロア直張り防音床

このシリーズは、「環境配慮型合板」にプラス、特殊クッション材が加わっています。防音床ということで、マンションなどの非木造住宅での生活音を抑えてくれます。




ラシッサSフロアUD

このシリーズは、「環境配慮型合板」にプラス、床の表面に防滑ハイパーフィルムを採用しています。
このフィルムにより、一般的な床と比較したときに、床の滑りによる転倒や足腰の負担を軽減することが可能なので、高齢者居住施設などにもおすすめできる床材です。

どうでしょう?
名前の似てるシリーズ達、それぞれ違いを分かっていただけたでしょうか?

今回は割愛している部分もありますが、この後シリーズごとに記事を書きますので、その際にはもう少し掘り下げていきます。




あ、ちなみに今日の記事もまだもう少し続きます。
ここまでついてきてくれた方がまずどれくらいいるのか…
怖くて数えられませんが…


ここまでシリーズの紹介も無事に終わり、少し言いづらいのですが…




実はあと2シリーズだけ、皆様に把握しておいていただきたいシリーズがあります…(小声)




というのも、これからご紹介する2シリーズ、名前には「ラシッサ」と付かないのですが、ラシッサシリーズについて調べていると、絶対一緒にいるんです…何故…

なので、最初は一緒に紹介しようと思っていたのですが、「いや、やっぱりこれはなくてもいいかな」と思い、カタログで必要な情報を集めながら記事を書き進めていると…




「銘木床」
「ハーモニアスリフォーム6」




(……見て見ぬ振りしてたけどやっぱり………)

実は、LIXILの木質床材、この2種類を加えることで全部紹介しきれるようなのです。
そりゃ一緒に載っているわけですよね。


ということなので、最後にこの2つの特長も紹介して、本日は終わります。
ネーミングが全く異なるので、混乱することはないと思いますよ。



LIXILの木質床材おまけ

銘木床

こちらのシリーズは、天然の木を使用している床材です。
切削された天然木を無着色のまま使用することで、自然の風合いを表現。その為、床材1枚ごとや各ピースごとに色・柄が異なる点も特徴の1つです。
使い込むほどに変わっていく質感や色合いをお楽しみいただける、趣がある床材です。
水濡れには弱いのでご注意を。




ハーモニアスリフォーム6

こちらのシリーズは、今お使いの床材の上に重ねて張る場合にオススメの、厚さ6mmの床材。名前の6も厚みを表しています。本日ご紹介している中で、6mmの床材はこのシリーズのみとなっています。
(他シリーズは12mm以上です。)
余談ですが、床のリフォームを行うとなった時に驚かれることが多い、「重ね張り」。弊社では基本的にはリフォームの際には既存床の上への重ね張りをおすすめしています。というのも、床を剥がして張り替えるというのは施工時間がかかる上に、お金もかかります。床下の構造部分まで腐食が確認できる場合などには重ね貼りはおすすめできませんが、多くの場合重ね張りを行います。ただ、重ね張りの場合は、その分床の高さが高くなるので、段差が生まれてしまう場合もあります。そういった場合にこのような6mmの床材を使用するのも1つの方法です。
…床リフォーム、奥が深いのでまだまだ語れるのですが、キリがないのでひとまず終わります。





いかがでしたか?

結構なボリュームになってしまいましたが…


これを読んでいただければ、次回からのシリーズごとの記事はだいぶ気軽に読んでいただけると思います。
サクッとのつもりが、重要な部分は今日だけでだいぶお話し出来ちゃった気がします。

楽しかったから良しとしましょう。

ぜひ、次回からのシリーズごとの記事もお楽しみに♪



それではまた☆彡


 
 
 
 

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