投稿日:2025年6月11日 | 最終更新日:2025年6月11日
大人気リースバック制度の罠
リースバック制度とは
リースバック制度をご存知ですか?最近多くの方が利用されるようになり注目を集めている便利なサービスですが、そこには危険な落とし穴も。今回はそんなリースバック制度についての記事になります。リースバック制度とは自宅を売却しつつも、そのままその家に住み続ける制度です。老後資金の確保や生活の安定を目的として利用される事が多いため、近年この制度に関連するトラブルが増加しており、特に高齢者が被害に遭うケースが目立っています。

リースバックを利用する際の主な問題点
1. 売却価格が相場よりも低い
リースバックでは、通常の市場価格よりも1~3割程度安い価格で自宅が買い取られることが多いです。これにより、得られる資金が想定よりも少なくなる可能性があります。
2. 家賃が高額になる
売却後の家賃は、売却価格に対して年6~13%程度が一般的とされており、月々の支払いが高額になることがあります。特に年金生活の高齢者にとっては、家賃負担が重くなる可能性があります。
3. 契約内容の複雑さと理解不足
リースバックは売買契約と賃貸契約の両方を含むため、契約内容が複雑です。高齢者が内容を十分に理解しないまま契約を結んでしまい、後にトラブルとなるケースがあります。
4. 悪質な業者によるトラブル
一部の業者が、高齢者の不安や知識不足につけ込み、不利な条件で契約を結ばせるケースがあります。例えば、相場よりも大幅に安い価格での買い取りや、将来的な家賃の大幅な値上げなどが報告されています。
5. 物件の第三者への転売リスク
リースバック後、物件が第三者に転売されることで、新たな所有者から立ち退きを求められるケースがあります。これにより、住み慣れた自宅を失うリスクが生じます。
様々な報道機関でリースバックに関する、よくない報道が散見されています。
安く買いたたかれた自宅、住み続けるはずが…高齢者狙う「押し買い」 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/AST3X22N9T3XULZU001M.html
押し買い被害急増 テレ朝ニュース
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900024708.html

トラブルを防ぐための対策
• 契約内容の十分な理解と確認
契約前に内容をしっかりと確認し、不明点は専門家や家族に相談することが重要です。
• 信頼できる業者の選定
実績があり、信頼できる業者を選ぶことで、トラブルのリスクを減らすことができます。
• 家族や専門家との相談
契約前に家族や不動産の専門家と相談し、第三者の意見を取り入れることで、冷静な判断が可能になります。
• 国民生活センターや消費生活センターへの相談
トラブルが発生した場合や不安がある場合は、これらの公的機関に相談することで、適切なアドバイスや支援を受けることができます。
消費者センターURL
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(救急や警察と同じようにこちらの番号で繋がります)
もしくは
03-3446-1623(こちらから、お客様の地域の消費者センター番号を確認してみてください。)
もちろん弊社にお問い合わせ頂いても、お手伝おできることがあれば全力でご対応させて頂きます。

リースバックは、高齢者にとって自宅に住み続けながら資金を得る手段として有効な方法の一つですが、契約内容や業者選びには十分な注意が必要です。家族や専門家と連携し、慎重に進めることが大切です。
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