投稿日:2025年9月22日 | 最終更新日:2025年9月22日
つくば市ハザードマップを見直して見ませんか?
こんにちは!
今日は「大雨や洪水のリスク」について、つくば市のハザードマップを基にまとめてみました。地域に根ざす私たちにとって、お客様の「住まいと暮らしを守ること」も大切な仕事です。ぜひ最後までご覧ください。

https://www.city.tsukuba.lg.jp/soshikikarasagasu/shichokoshitsukikikanrika/gyomuannai/1/3/1000602.html
↑つくば市公式HP URL
1. つくば市で注意すべき地域
つくば市には大小さまざまな川が流れています。小貝川・鬼怒川・桜川をはじめ、谷田川や花室川なども大雨時には危険な存在です。
実際に過去には次のような被害がありました。
- 小貝川・鬼怒川沿い(西部~南西部)
昭和13年(1938年)や昭和61年(1986年)の大洪水では、吉沼や真瀬地区で家屋が浸水し、農地も広く水に浸かりました。 - 桜川沿い(北部)
筑波山麓を流れる桜川は、大雨時に堤防が決壊した歴史があります。1986年の豪雨では数百戸が浸水し、2019年の台風19号でも北太田地区の田畑が冠水しました。 - 谷田川・花室川(中央~南部)
市街地に近い中小河川も油断できません。牛久沼につながる谷田川や学園都市周辺を流れる花室川は、水はけが悪い低湿地が多く、大雨時に冠水しやすいのが特徴です。 - 内水氾濫(道路冠水など)
「川の氾濫」だけでなく、短時間の大雨で道路が冠水するケースも。2019年の台風15号では市内各所で通行止めが発生しました。普段から冠水しやすい道路を知っておくことも大切です。
2. ハザードマップで想定される雨の規模
つくば市のハザードマップでは、「72時間で660~780mm」という想定最大規模の豪雨を前提にしています。これは「1000年に1度」クラスの大雨で、確率にすると0.1%程度。
普段の雨では考えられない量ですが、全国では九州や紀伊半島で同じような豪雨が実際に起きています。「つくばでは起こらない」とは言い切れないのです。
3. 災害発生の確率と全国での位置づけ
- 大洪水クラスは「数百年に一度」レベル。めったにありませんが、ゼロではありません。
- 一方で「道路冠水」や「小河川の氾濫」は数年に一度の頻度で起こり得ます。
- 全国的に見れば西日本ほど豪雨が多いわけではありませんが、関東内陸では比較的リスクが高い地域といえます。
4. 過去の被害から学ぶこと
つくば市では過去に何度も大きな水害が起きています。
1938年、1986年、2015年(鬼怒川決壊近接)、2019年台風19号… 数十年に一度は大きな洪水に直面してきました。
これらの経験をきっかけに、堤防や排水設備が整備されましたが、自然の力を完全に防ぐことはできません。私たち市民一人ひとりの備えが大切です。
5. 私たちにできる備え
最後に、住まいを守るためにできることをまとめます。
- ハザードマップを確認し、自宅や職場がどんなリスクにあるか把握する。
- 避難経路や近くの高台を家族で確認しておく。
- 防災用品・非常食・保険など、平時から準備しておく。
- リフォームでできる備えとしては、止水板の設置・外壁や屋根の強化なども効果的です。
つくば市は「関東の中では注意が必要な地域」といえます。
災害は「起こらない」ではなく「いつか起こるかもしれない」と考えることが大切なようです。
災害に備えた対策をできるものから実行してみて下さい。
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