投稿日:2026年8月1日 | 最終更新日:2026年8月1日
お家の浸水は火災保険で直せる?確認しておきたい水災補償
こんにちは!
近年は、台風や集中豪雨、いわゆるゲリラ豪雨によって、道路や住宅が冠水する被害が各地で発生しています。
短時間に大量の雨が降ると、川の近くではない住宅でも、側溝や下水道から雨水を排出しきれなくなり、敷地や建物の中へ水が入ってくることがあります。
このような被害に遭ったとき、
「床上浸水や床下浸水は、火災保険で修理できるの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、火災保険に「水災補償」が付いていれば、浸水による住宅の修理費用が補償される可能性があります。
ただし、火災保険に加入していれば、どのような浸水被害でも必ず保険金が支払われるわけではありません。契約している補償内容や被害状況によって、保険を利用できるかどうかが変わります。
この機会に一度加入されている火災保険の内容を確認してみてください。
火災保険の「水災補償」とは?
火災保険は、火事だけを補償する保険ではありません。
契約内容によっては、台風や豪雨による洪水、高潮、土砂崩れ、内水氾濫などによって、建物や家財が受けた損害も補償されます。このような水による自然災害を補償するものが「水災補償」です。
例えば、次のような被害が水災として認められる可能性があります。
・川が氾濫し、住宅が浸水した
・集中豪雨で道路が冠水し、玄関から水が入った
・下水道の排水が追いつかず、建物内へ水が入った
・台風による大雨で土砂崩れが発生し、建物が壊れた
川から離れた場所であっても、豪雨による内水氾濫が発生する可能性があります。「川の近くではないから大丈夫」とは限らないため注意が必要です。
床上浸水は補償される可能性が高い
多くの火災保険では、居住部分の床を超えて浸水し、床や壁、建具などに損害が出た場合、水災補償の対象となる可能性があります。
ここでいう床上浸水の「床」とは、畳やフローリングなど、普段生活している部分の床です。玄関の土間や車庫の床を超えただけでは、床上浸水として扱われないことがあります。
補償対象となる可能性がある修理には、次のようなものがあります。
・フローリングや畳の張り替え
・床下地や断熱材の交換
・壁紙や石こうボードの張り替え
・ドアや建具の交換
・システムキッチンや給湯設備の修理
・泥水の除去、清掃、乾燥、消毒
ただし、どこまで補償されるかは、保険会社による損害確認と契約内容によって決まります。
床下浸水は補償されないこともあります
特に注意したいのが床下浸水です。
多くの火災保険では、次のような条件のいずれかを満たした場合に、水災による保険金が支払われます。
・建物が床上浸水した
・地盤面から45cmを超えて浸水した
・建物などに再調達価額の30%以上の損害が発生した
そのため、床下に水が入っていても、地盤面からの浸水深が45cm以下で、損害割合も小さい場合には、保険の対象にならない可能性があります。
ただし、これは一般的な条件です。契約した時期や保険商品、プランによって支払条件は異なります。
「床下浸水だから保険は使えない」と自己判断せず、まずは保険会社や保険代理店へ相談しましょう。
建物と家財は別々に確認しましょう
火災保険では、「建物」と「家財」が別々の補償になっていることがあります。
建物の保険では、床、壁、天井、ドア、キッチン、浴室、建物に固定された設備などが対象になります。
一方、冷蔵庫、テレビ、洗濯機、家具、衣類、布団などは家財です。建物だけを契約している場合、浸水によって家具や家電が壊れても補償されないことがあります。
建物と家財の両方に水災補償が付いているかを確認しておきましょう。
被害に遭ったら、片付ける前に写真を撮りましょう
浸水被害が発生したときは、安全を確保したうえで、片付けや修理を始める前に被害状況を撮影してください。
住宅全体、浸水した部屋、床や壁に残った水の跡、壊れた設備や家財などを、できるだけ多く撮影しておきます。
地盤面からどのくらいの高さまで水が来たのか分かるように、メジャーを当てた写真を撮ることも大切です。
写真を撮った後は、できるだけ早く保険会社へ事故の連絡を入れましょう。修理を急いで進めてしまうと、被害の原因や範囲を確認できなくなることがあります。
ご加入中の火災保険を確認してみましょう
火災保険の保険証券や契約内容確認書、保険会社のWebマイページなどで、次の項目を確認してみてください。
・水災補償が付いているか
・建物と家財のどちらが対象か
・床上浸水や浸水深などの支払条件
・自己負担となる免責金額
・支払限度額や補償割合
同じ火災保険でも、商品や契約時期によって補償内容は異なります。水災補償が付いていないプランもあるため、「火災保険に入っているから大丈夫」と思い込まず、一度しっかり確認することが大切です。
床上・床下浸水による修理では、表面をきれいにするだけでなく、床下の泥や水分を取り除き、十分に乾燥させる必要があります。水分が残ると、カビや腐食、悪臭、シロアリなどの原因になることもあります。
浸水被害に遭ったときは、保険会社への連絡とあわせて、浸水住宅の修理に対応できるリフォーム会社へ早めに相談しましょう。もちろん、弊社でも浸水住宅の修理に対応しております!
なお、保険金が支払われるかどうかを最終的に判断するのは保険会社です。「火災保険を使えば必ず無料で修理できる」などと説明する業者には、十分ご注意ください。
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