投稿日:2019年12月15日 | 最終更新日:2023年5月3日
【徹底比較】Panasonic,TOTO,LIXIL…各社のトイレの違いはココだ!
目次
皆様、こんにちは☺️
本日は、大人気のトイレ比較ブログをリニューアルしてお届け!!!
各社の比較という形で、登場するメーカーは、Panasonic 、TOTO、LIXIL。
尚且つ今回は、各社の『タンクレストイレ』を比較していきたいと思います!
タンクレストイレの1番のメリットはやはり、スタイリッシュな見た目!
タンクが無い分、トイレの空間自体もすっきりしますし、清掃性もより高まると思います◎
そんなタンクレストイレ、各社から様々な商品が出ているのですが、今回はその中でも価格・機能面ともに大衆的な商品を選んできました!
ぜひ、お楽しみいただければと思います♪
それでは初めていきましょう◎
【泡洗浄へのこだわり】Panasonic アラウーノS160 タイプ2

「2種類の泡」と「パワフルな水流」でしっかりおそうじ
Panasonicアラウーノの最大の特徴は、なんと言っても「泡洗浄」!
この泡洗浄、かなりこだわっていまして…
なんと2種類の泡で汚れを落としてくれるのです…
仕組みとしては、ミリバブル(直径約5mm)で大きな汚れを除去。
更に、マイクロバブル(直径約60μm)で残った汚れもしっかり落としてくれるというもの。
※1μは、1mmの1/1000の大きさ
…凄くないですか?
泡洗浄ってだけでも凄いのに、2種類の泡が存在するなんて。
ただのモコモコ、フワフワな泡だと思っていましたが、見方が大きく変わりました…!
「トリプル汚れガード」で汚れを最小限に
トリプルというだけあって、汚れを最小限に抑える秘密が3つあります!
1つずつ解説していきますね◎
1つ目が【ハネガード】

ボタン操作により水位が下がり、水面に泡が出現!
この泡があることで、トビハネをおさえてくれるので、床や壁などへの汚れを抑えられます☺️
泡のクッションがあることでトビハネが抑えられるという画期的な発想…!
更に泡のクッションのおかげで、音も気にならないという点もメリットになるのかなと思います。
2つ目は【タレガード】

外側に設けられた高さ約3mmの立ち上がりが、外に垂れ出す汚れを抑えてくれます…!
この細かい設計、本当によく考えられているなぁ…と驚きますよね。
ちなみにこの精密な設計、この後ご紹介するスゴピカ素材ならではの設計なので、ぜひ注目していてくださいね☺️
3つ目が【モレガード】

座って用を足した際にも、スキマから飛び出しにくい仕組みとなっています!
図を見ていただけると分かりやすいと思うのですが、2つのガードにより漏れ出しをおさえる仕組みとなっています。
以上の徹底されているトリプル汚れガードにより、トイレでのトビハネヨゴレを最小限に抑えてくれるというわけ!
これを知ってしまうと、開発の過程などが気になってきてしまうのは私だけでしょうか…それくらい凄すぎませんか、このアラウーノ。
「スゴピカ素材」で水アカをはじく
毎度お馴染みの「スゴピカ素材」!
※スゴピカ素材の詳細については下記の2つの記事に書いておりますので、ぜひご覧ください♪
Panasonicキッチン~その名の通りスゴピカ素材!~
【こんなところにも?!】Panasonicのスゴピカ素材完全ガイド
有機ガラス系の新素材ということなのですが、もっと分かりやすくお伝えすると、陶器ではなく”樹脂”でできています。
「トイレといえば陶器!」というイメージが強いと思うので、樹脂のトイレってなかなかイメージが湧かない方も多いと思います。
なので、ここからは少し細かくスゴピカ素材のメリットをお伝えしていきますね☺️
1.撥水性があるので、水をはじく!
陶器は親水性があり、表面に水が広がりやすくなっています。
そんな陶器と比較した時に、スゴピカ素材は正反対の撥水性があるので、水をはじいてくれるのです。
それにより、自ずと水アカも付きにくくなり、汚れもたまりにくくなっているというわけ♪
2.細かい傷がつきにくい!
樹脂だとキズがつきやすいというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、樹脂にも色々な素材があります。アラウーノのスゴピカ素材は細かい傷がつきにくくなっていて、トイレ掃除には欠かせないブラシでの掃除も可能となっています!(※研磨剤入りのブラシや、研磨剤入りの洗剤は使用できません。)
3.成形がしやすい!
樹脂は成型がしやすいので、精密な設計ができるというメリットがあります。
先ほどお伝えした通り、「トリプル汚れガード」の内の1つ、【タレガード】の精密な設計は、このメリットが最大限に活かされているのです☺️
加えて、汚れが入り込むスキマや段差のない形状ができたのも、この精密な設計によるもの!


従来品と比較すると一目瞭然。
アラウーノは便器と便座が一体型になっているので、スキマや段差がほとんどないんです…!!!
これだけ変わると本当に凄すぎる&嬉しい&ありがたい…!
写真を見ているだけでも感謝したくなってきます…。
今回ご紹介するトイレの中では、Panasonicのアラウーノが唯一樹脂でできているトイレということで、個人的にスゴピカ素材には特に注目していただきたいです!
便座と便器が「一体」で清掃性アップ
上記の内容と少し被ってしまうのですが、清掃性!


スキマや段差がほぼないので、拭き掃除がラクラク♪
今回ご紹介するトイレはどれもタンクレスなので、奥まで手が届きやすいのも、お手入れがしやすい1つの特長ですね☺️
また、フチ裏がないという最高の形状。
拭き掃除が本当に簡単にできてしまいます。
フチ裏がないのは羨ましすぎる…
掃除できているのか不安で、いつもひたすら擦ってしまうフチ裏…。(泣)
さて!最初のアラウーノにいい点が多すぎて、既にかなりの尺を取っていますが…(笑)
TOTOとLIXILも、Panasonicとはまた違った個性があるトイレになっているので、ここから更に面白くなっていきますよ〜!!!
【びっくリーン技術にびっくり!】TOTO ネオレストRS1

びっくリーン技術の「ノズル」できれいが続く
こちらは3段階の特長により、ノズルを常にきれいに保ってくれる機能です。

1.汚れをはじくノズルの素材、「クリーン樹脂」。
2.ウォシュレット使用前後に水で洗い流す、「セルフクリーニング」。
3.トイレ使用後に行われる仕上げの除菌、「ノズルきれい」。
ノズル1つとっても、これだけ充実した機能がついているというから驚きです!
特に、3の除菌機能にはこだわりが感じられまして、ノズルの内側も外側も自動で洗浄・除菌してくれるのです!
非常にありがたいですよね…!
また、この除菌機能にはきれい除菌水というものが使われています。
これは、なんと水から作られる除菌水!
水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる、除菌成分を含む水なのですが、この除菌成分とは、今年耳にする機会が一気に増えた「次亜塩素酸」のこと!
このきれい除菌水は、時間が経つともとの水に戻るので、環境に優しいといった点も特長なんです☺️
びっくリーン技術の「便器」できれいが続く
こちらも3段階の特長で、今度は便器のきれいを保ってくれる機能になっています♪

1.水の膜をつくって汚れをつきにくくする、「プレミスト」。
2.水となじみ汚れを浮かす、「セフィオンテクト」。
3.渦巻水流でしっかり洗い流す、「トルネード洗浄」。
ここで初めて聞くワード、「セフィオンテクト」についてまずはざっくり説明します!
セフィオンテクトは、従来の釉薬(陶磁器の表面に塗る薬品)の上に、更に特殊なガラス層を焼き付けることで、便器内部表面を100万分の1mmのナノレベルでなめらかに仕上げたもの!
耐久性にも優れていて、美しさが持続するんです☺️
…ナノレベル…100万分の1mm…
とにかくなめらかなんだろうということは伝わってきました…(笑)
とにかくなめらかということは、表面の凹凸がないということ。
凹凸がないと、当然汚れもつきにくくなりますよね。
尚且つ、TOTOのトイレは陶器でできているので、親水性も高い!
水が陶器の表面に広がりやすいので、汚れを浮かせやすく、汚物をスッと流しやすくしてくれるのです…!
ここで気付いた方もいらっしゃるかと思いますが、”陶器の親水性“。
これ、先ほどPanasonicアラウーノの紹介で出てきたワードですよね。
しかもその際、「水をはじくかどうか」という点においては、「陶器は親水性がある=水をはじきにくい」というデメリットとしてあげていました。
TOTOではこの親水性を最大限に活かして、汚れを落としやすいトイレをつくっているのです…!
この点に関しては両社それぞれ視点が違っているので、選ぶ方も好みが分かれてくるかと思います。

アラウーノS160
スゴピカ素材は撥水性があるから、水アカ汚れがつきにくいよね

ネオレストRS1
親水性があれば汚れも浮かせやすいし、汚物も流しやすいよね
それぞれ視点を置いている汚れの種類が違うので、本当に各社の個性が出ている部分だと思います!
とても興味深いし、面白い部分でもあるのかなぁと☺️
それでは話を戻しまして…
便器表面をツルツルにしてくれる「セフィオンテクト」なんですが、これに加えて、自動で便器にミスト(水)をふきかけて水の膜を作る、「プレミスト」との相乗効果により、便器を汚れから守ってくれるという最高の組み合わせ。
もちろんそれだけでは終わらず、「トルネード洗浄」でしっかり洗い流す!
このトルネード洗浄、特に汚物が付きやすい便器後方に勢いよく水が当たるようになっているというから凄い!!!
本当によく考えられていますよね☺️
凹凸をそぎ落としたカタチでお手入れ簡単


フチなしウォシュレット
清掃性に関しては、どこのメーカーもお手入れのしやすさを重視している印象です!
凹凸の少ないデザイン、フチなし形状という点は、先ほどのPanasonicと非常に近いのかなと思います☺️
唯一、大きく変わってくるのがこの点!

ワンプッシュでウォシュレット前方が持ち上がり、便器とのすき間をラクにお掃除できる「お掃除リフト」。
こういう気になる部分がお掃除しやすくなっているというのは、ありがたいですよね☺️
ただ、この機能、Panasonicアラウーノの部分を見返していただくと分かると思うのですが、アラウーノには無かった…いや、正しく言えば必要がない機能となっています。
それは、便座と便器が完全に一体型だから。
今一度、アラウーノの部分を見返して、ぜひ比較してみてください!
この点も個人的には注目して頂きたい比較ポイントです◎
さて、ここまでどうですか?!
TOTOもPanasonicも、それぞれ熱いこだわりがあるということは、この文章を通して皆様にも伝わっているかと思います…!(伝わってますように!)
そして、この時点でもかなりの情報量になっているので、皆様もお疲れかと思いますが…
最後にLIXILのサティス!!!
しっかりご紹介していきますので、ついてきてください!
【100年クリーン!】LIXIL サティスS5

「アクアセラミック」で汚れが付きにくい
トイレのための新素材、「アクアセラミック」。
従来の陶器では防げなかった気になる汚れを、長年の陶器づくりの経験と新たな発想で解決してくれるのです…!
『新品の輝きが100年続く』というくらい、自信をもっているアクアセラミック。
日頃のお手入れで水アカが落ちるので、きれいが長続きします!
こちらは当然ではありますが、日頃のお手入れがもちろん必要なので、そこまで他の会社と差はないのかなぁという印象です。

また、アクアセラミックは水となじみやすいので、便器洗浄やお掃除の度に汚物を浮かせて洗い流してくれます。
水となじみやすいということは、親水性があるということ。
この点は、同じ陶器ということもありまして、先ほどのTOTOと非常に近いのかなぁと思います!
また、LIXILのアクアセラミックはキズがつきにくいのも特長!
専用の釉薬(陶磁器の表面に塗る薬品)には、ジルコンという鉱物が含まれているのですが、このジルコンが高硬度!
高硬度のジルコンが、釉薬の表面まで含まれていることにより、キズがつきにくく、陶器の美しさを長く保てるということなんです☺️
ここでも陶器同士なので、TOTOとの比較になってしまいますが…

ネオレストRS1
釉薬の上から更に特殊なガラス層を焼き付けることで、便器内部表面をなめらかに。

サティスS5
釉薬にジルコンを含むことにより、キズに強い表面を実現
とにかくこだわりが凄い!
陶器同志といえども、各社それぞれ個性がしっかりと出ています…。末恐ろしい…。
「プラズマクラスターイオン」で鉢内除菌

空気清浄機などでお馴染みのシャープのプラズマクラスターイオン。
プラズマクラスターという言葉を聞いたことがある方や、プラズマクラスターが搭載されている機器を実際にお家や職場で使ってるよ!という方も多いのでは☺️?
なんと、LIXILのサティスS5ではこのシャープのプラズマクラスターイオンが大活躍…!!!
本日ご紹介しているトイレの中ではLIXILだけの機能となっています!
浮遊カビ菌や付着菌を除菌してくれるプラズマクラスターイオンが、水のかからない便座裏や便器内のすみずみまで行き渡り、便器鉢内をまるごと除菌!
また、においの原因菌も99%除菌してくれるので、においの発生も抑えてくれるのです…!


トイレで気になる、菌とにおいの問題。
この2つの「気になる…」を一気に解決してくれるプラズマクラスターは、やっぱり別格ですね。
Panasonic、TOTOとはまた一味違った機能となっているので、ぜひ注目してみてください☺️
「銀イオン水」でノズルを除菌

サティスS5は、銀イオン水でノズルを除菌!
銀イオンについてはLIXILのサイトには特に記載が無かったため、個人的に少し調べてみたところ、様々な菌に対して殺菌効果があるようです。
サティスS5では、ノズルの使用後にノズルを銀イオン水でしっかり洗浄することで除菌、菌の繁殖を防いでくれる機能となっています◎
ちなみに、ノズル使用前には水での洗浄が行われます。
先程ご紹介したTOTOのきれい除菌水機能に近いのかな?と個人的には思いましたが、TOTOと違う点は、LIXILの銀イオン水はノズルの除菌に対してのみ使用されている点ですね。
というのも、LIXILのサティスS5の便器内に関しては、先程お伝えしたプラズマクラスターがありましたよね☺️
ここも2社で除菌の対応が少し異なっていて、面白い点です◎
「電動」お掃除リフトアップでラクラクお掃除

こちらはスキマ汚れをラクにお掃除できる機能♪
先ほどのTOTOと似たような機能…と思いきや、大きく違うのが『電動』という点!
リモコン操作で真上にしっかり上がってくれるんです…!
各社のこだわりが垣間見れた瞬間です…こんなところでも差があるなんて。
それこそ比較しなければ気付けなかったかもしれません。
ちなみにトイレ全体の清掃性をみても、サティスS5にも非常にお掃除がしやすい機能が揃っています◎


さて、いかがでしたか?
非常に長い記事になり、分かりづらい部分も多々あったかと思います。
もしご不明点などありましたら、最後のアンケートから教えていただければ、次回のブログでお答えさせていただくので、ジャンジャンお待ちしております…!
今までにもトイレ記事、書いてきているのですが、私自身が本当に勉強になった回となりました…!
皆様にも各社の魅力が伝わっていると嬉しいな…。
そして今回ご紹介したトイレ3種類の、平沢工務店工事費コミコミプランも最後に掲載します!!!!!

Panasonic
アラウーノS160
タイプ2
平沢工務店工事費コミコミプラン
¥255,000(税込)
TOTO
ネオレストRS1
平沢工務店工事費コミコミプラン
¥310,000(税込)


LIXIL
サティスS5
平沢工務店工事費コミコミプラン
¥275,000(税込)
ぜひトイレの交換をご検討されている方は、比較ポイント、そしてこの価格を参考にしてみてくださいね❤︎
また、上記の金額はトイレの交換工事のみの金額となっているので、床、天井、壁紙の交換も合わせると、ざっくり税込で+¥55,000程度になるかと思います☺️
(※トイレの状態、広さ、選ぶ材料によって価格は変動します。)
最後に、各社の公式HPのリンクも貼っておきますので、ぜひぜひ参考にしてみてくださいね♪
TOTO 公式HP |https://jp.toto.com
Panasonic 公式HP |https://sumai.panasonic.jp
LIXIL 公式HP | https://www.lixil.co.jp
それではまた☆彡
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