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投稿日:2025年6月27日 | 最終更新日:2025年6月27日

トイレの水漏れ!? トイレの床に水が‥

こんにちは!
すっかり夏らしい気候になってきましたね。

今回は、とても多くいただくお問い合わせのひとつ、
「トイレのふちに水がたまっていて、水漏れしているかも?」
というご相談について、わかりやすく解説いたします!

トイレの縁と床に水がたまっている…?

こうした現象、よくありませんか?

水漏れかも?と心配されて、トイレの交換をご検討される方もいらっしゃいますが、
まず最初にお伝えしたいことは…

「トイレの排水が漏れるケースは、実はとても稀なんです!」

そうお伝えすると、
「じゃあ、誰かがトイレの外にこぼしちゃったの?」
といったご質問をいただくこともあります。

もちろん、その可能性もゼロではありません。
ですが、実際によくある原因は、それとは違うところにあるんです。

真の犯人は…「結露」かもしれません!

実際、お子さまやご家族の方を疑ってしまい、ちょっとしたトラブルになることも…。
でも、本当の原因は「結露」だったというケースが非常に多いんです。

今回は、その“トイレから勝手に水が出てくる”現象、
つまり「結露」について解説していきます!

「結露って冬のものじゃないの?」

そう思われる方も多いのですが、実は夏でも結露は普通に起こります

以下に、結露が起きやすい条件をまとめてみました。

結露が起こりやすいトイレの条件

  • 約20年前後使用している陶器製のトイレ
  • 家全体の湿度管理は特にしていない

こういった条件に「あ、当てはまるかも。」と言うお家では
「トイレのふちに水がたまる」という現象が起きやすくなります。

ですので、まずはお子さまやご家族を疑う前に、
「結露かも?」と考えてみていただけるとよいかもしれません。

 結露が起こる仕組みと条件

陶器製のトイレの表面温度はさまざまな要因によりますが、
だいたい14〜20℃くらいです。
よく水が通る部分などは、それより低くなることが通常です。

仮に、トイレの表面温度が15℃だとすると…

そのとき結露が起こる室内環境は以下のようになります

  • 室温24℃/湿度47%以上
  • 室温25℃/湿度44%以上
  • 室温27℃/湿度39%以上

これ、意外と普通の湿度でも結露してしまうんです。

室内湿度を保つのは意外と大変!

私は日々の住宅の勉強も兼ねて湿度管理に気をつけて生活していますが、
何もしていないと室内の湿度はだいたい55〜60%くらい。
天候によっては60%後半
までいくことも珍しくありません。

除湿機を使っても、(うちの除湿機が非力なのかもしれませんが…除湿機って高いから…)
頑張っても50%前後が限界。
44%や39%まで下げるのは、かなり難しいのが現実です。

つまり、室温が24~27℃程度の空間で、
湿度を40%以下に保たなければ、結露が発生する可能性が高いというわけです。

トイレの配管部分はもっと冷たい!

しかも、私が仮定したトイレ表面温度は15℃でしたが、
水が通る配管部分はそれよりも冷たくなる傾向があります。
そのため、結露が起きる条件はさらに厳しくなり、
湿度30%台まで下げなければ防げないことも。

でも、健康的な湿度はだいたい45%前後と言われているので、
トイレの結露を完全に防ぐには、かなり乾燥した環境にしないといけないんですね。

古いトイレだとさらに結露しやすい

使用年数が20年以上経過しているトイレの場合、
内部の断熱材が一部はがれていることもあり、
その箇所が冷やされて結露が発生しやすくなります。

特に配管まわりは、水が頻繁に通る&経年劣化により断熱が不完全な場合が多く、
結露の発生源になっていることがよくあります。

結露の対策方法

以下の方法で、ある程度は対策が可能です

最後に

もし、ご自宅のトイレのふちが濡れていて
「水漏れ?誰かこぼした?」とお困りの際には、
まずお家の湿度を確認してみてください。

この記事が、
あらぬ疑いをかけられてしまったお子さまやご家族の“名誉回復”につながれば幸いです!^ – ^
ではまた!

 

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