投稿日:2025年9月5日 | 最終更新日:2025年9月5日
土浦市ハザードマップを見直してみませんか?
こんにちは!
今回は、土浦市が公開している「ハザードマップ」をもとに、洪水や内水についてのブログになります。
ここ数年、各地で突然のゲリラ豪雨に見舞われることが増えてきましたよね。
「さっきまで晴れていたのに、いきなりバケツをひっくり返したような雨が降ってきた…」そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。道路が一気に川のようになったり、あちこちで水たまりができて車が動きにくくなったり、生活のすぐそばに“水害”を感じる機会が増えてきたように思います。
こうした豪雨は短時間で一気に街をのみ込み、排水が追いつかず「内水氾濫」と呼ばれる浸水につながることもあります。大きな川の氾濫だけでなく、身近な場所でも水害は起こりうるんです。
だからこそ、改めて「ハザードマップ」を確認しておくことが大切だと思います。
土浦市のどの地域が浸水しやすいのか、いざという時にどこへ避難すればよいのか知っているだけで安心感が違いますし、いざという時に慌てず行動できます。


https://www.city.tsuchiura.lg.jp/anshin-anzen/bosai/hazardmap
↑土浦市ハザードマップURL
洪水と内水ってなにが違うの?
- 洪水:川や霞ヶ浦の水があふれて町に流れ込むこと。桜川や乙戸川、花室川の周辺では特に注意が必要です。
- 内水:大雨で下水道や排水路が処理しきれず、道路や低い土地に水があふれること。駅周辺や住宅地のくぼ地などで起こりやすいです。
どちらも大雨のときに起こりますが、洪水は「外から水が来る」、内水は「町の中に水がたまる」という違いがあります。
土浦市で想定されている雨の量
ハザードマップで示されているのは「想定最大規模の降雨」です。
例えば「72時間で660mmもの雨」という、過去にほとんど経験したことのないような規模です。
これは1000年に1度の確率とされるほど珍しい規模の大雨です。
https://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/heavy_rain/?utm_source=chatgpt.com
↑URLは過去の降水量の記録
実際に72時間で660mmを超える降水量を記録した地域は複数あり
奈良県上北山地域では、2011年9月1日~4日の72時間で 1,650.5 mm の降水量が記録されています。
これは日本国内で最も多い72時間降水量の記録です。
その他にも、三重県宮川(約1,517 mm)、宮崎県(御門)(約1,322 mm)、高知県魚梁瀬(約1,316 mm)
などで、いずれも1,300 mm を超える極めて多量な降雨が72時間以内に記録されています。
関東地域においてはそうそう起こるものではありませんが「ゼロではない」ため、最悪のケースも想定して備えましょう、というのが土浦市の考え方です。
実際に注意すべき地域
- 霞ヶ浦沿岸や桜川の低地:洪水時に広い範囲で浸水する可能性があります。
- 市街地の低い場所(駅周辺・真鍋地区など):短時間の大雨で冠水しやすいエリアです。
どちらのタイプも、実際に過去に被害が出ているため油断はできません。
大規模な洪水は「数百年に一度」と言われるくらいの低い確率です。
ただし、内水(街の中の浸水)は「数年に一度」程度の大雨でも起こる可能性があります。
つまり、日常的に注意すべきは内水であり、洪水は「万が一に備える」ものです。
いざという時に慌てないように、ハザードマップを一度確認し、避難経路や避難先を家族で話し合っておくことをおすすめします。
「確率は低いけれど、備えあれば憂いなし。」
これを機に、ぜひ一度ご家族で確認してみてくださいね。
次回は、実際に床下・床上浸水してしまった場合の対処法をご紹介します!
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